名古屋の平安仏

名古屋で仏像というと
あまりイメージがない方も多いのではないでしょうか。
多くは京都や奈良に
古くからの仏像が集中しておりますが
実は名古屋大須にある七寺にも
平安仏が祀られております。

当山のご本尊さまである聖観音菩薩・大勢至菩薩は
1170年頃平安時代の末期に
尾張権守大中臣朝臣安長の
寄進によってつくられました。

半丈六という大きさで
2m40㎝の人がお座りになっている
というと分かりやすいかもしれません。
それに合わせて勢至菩薩は光背も残っており
目の前でお参りして頂くと
かなり大きい仏像と
感じられる方が多いかと思います。

平安の当時は国宝阿弥陀如来(丈六)を中尊とする
弥陀三尊仏の脇侍として
観音・勢至の二菩薩が祀られておりました。

しかし太平洋戦争の戦火によって
中尊の阿弥陀さまは焼失をしてしまいます。

難を逃れた二菩薩が現在本尊として祀られ
定朝様の典型ともいうべき表情を具えた像に
玉眼技法という当時の最先端の技法が取り入れられた
尾張彫刻史上貴重な仏さまでございます。

現在、国指定重要文化財に指定されており
堂内の拝観もご予約にて承っております。
お電話にてお申込みください。